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蝙蝠とか

バットマン関連の自己満足雑記。

シュマッカー版を振り返る 

先日、友人のブログでジョエル・シュマッカー版のバットマンについての記事が書かれており
それに触発されつつも、丁度書きたいことがありましたので僕の中でのシュマッカー版、
主にフォーエヴァーについてをちょこちょこ書いてみました。

続きを読むからどうぞ。
シュマッカーが監督した二作品は
バットマンの映画作品の中でも嫌われている、と言ったら失礼ですが
芸術的なバートン版とリアル志向なノーラン版の二つに比べるとどうしても陰に隠れがちな作品です。
かくいう僕もやはりバートン版とノーラン版が好きです。
けどだからといってじゃあ嫌いか?と言われるとそれはNOです。
バットマンを知らないのでとりあえず見てみたいという人がいれば
僕はいつもフォーヴァーを薦めていました。

フォーエヴァーはバットマンを知っている人にしてみれば
ケバケバしかったり、トゥーフェイスがコイン投げ直しを初め、全く別人になってたりと
いろいろ気に食わない部分もありますが、知らない人にとってはまったく気になりませんし、
バットマンがバートン版に比べ活躍するのでしっかりとしたヒーローモノにはなっています。
いきなりネオン輝く中、天窓割って降りてきて
歓声の中戦うというアレなシーンもありますがヒーローというものは普通そんなものです。
だからと言ってブルースとバットマンの二面性についても軽い扱いにされず
むしろ本作のテーマであり、バットマン特有の暗い部分も描かれているので
そういう意味でもバットマンはどんな作品なのかが比較的わかりやすく盛り込まれています。
この作品だけでバットマンのオリジンに加え、ロビンのオリジンから
ダイナミックデュオ結成の経緯まで描かれているんですから。
逆に言えば全ての面について軽いのでファン向けではなく一般客向けな作りになっているので
だからこそ興行は良かったものの、評価は低めだったという形になってしまったんではないかと。
メインテーマも耳に残る音楽ではあったんですが、ダニー・エルフマンのに完全に食われてしまっていました。
あの音楽は未だに現役で使われてるくらい素晴らしい音楽ですし。
それでもこれが好きだって人もいますし、フォーエヴァーのバットスーツ、通称パンサースーツは
最も完成度が高いスーツとして人気があり、漫画家の桂正和氏も一番気に入っているスーツとして有名です。
バットモービルやバットウイングなどのあの内部から青く発光するビークルも他作品には無いかっこよさがあり
今尚、玩具関係では高い値段が付いています。
ただシュマッカーは苦手なのか、ビークルの活躍シーンが下手なのがちょっと。
思い出してみるとビークルに乗ってるときは追ってるか、逃げてるかだけで
戦っているシーンがほとんど無いんですよね。
せっかくデザインはかっこいいのに勿体無い。

最初に言ったとおり、僕もフォーエヴァーは嫌いではないですし年に一回くらいは見たくなる映画です。
初めて見たのがまだ小学生だったときですが
その時は前二作よりアクションが増え、王道な展開でのとっつき易さ。
クライマックスでは新型のソナースーツが登場したり、ダイナミックデュオが結成されたりと
身も心も子供だった自分としては非常に楽しんで見ていた記憶があります。
そもそもリドラーもトゥーフェイスもこの映画で知ったくらいでしたので
その辺の違和感もまったくありませんでした。
けどそれ以降は大した変化もなく、むしろ原作を知ってしまい、
いくらか評価が下がってしまった作品ですが一つの映画として見れば
そこそこ気に入った作品なのは確か。
ジム・キャリーもトミー・リー・ジョーンズも好きな俳優ですので。

不満に思った点としては乳首の存在は当然としてあるシーンのカット。
そのシーンの一つがまず子供ではなく今のブルースが父トーマスの日記帳を見つけるシーン
結構忘れがちですがこの作品はバットマン、バットマンリターンズの続編なので
そこに至るまでの経緯も同じですが、実はこのシーンで
初めてブルースは自らの記憶を封じ込めていたことが分かり
そのことを思い出し苦悩するシーンが描かれています。
そしてもう一つのシーンが同じく彼が塞いでいたもう一つの記憶。
ある場所にアルフレッドに導かれ向かうシーンで、彼はそこで子供の頃に出会った獣神と対峙し
なぜ自分はバットマンになったのか、それを再び再認識するシーンになっており
対峙後、戻ってきたブルースは満足げに俺はバットマンだと言いながら出てきます。

この二つのシーンには魅力が詰まっており、
前者はブルースのトラウマの深さと、両親を失った時の傷跡の大きさなどがわかり、
後者のシーンは何故バットマンなのか、それが明かされるにも関わらずシュマッカーはカットしました。
一作目のバットマンではヒロインのヴィッキーになぜ戦う必要があるのかという問いにブルースは
わからないけど自分がやるしかないと言ってますが
その意味が初めて明かされる重要なシーンであり、これがあるからこそ
バットマンは三作目にして初めて真のオリジンが明かされると共に
それを克服しつつも自らがバットマンを辞めることができないことに気付くというのが
分かりやすく描かれるというのに。
そのシーンをもって最後、リドラーに対して言う台詞
「ブルースであり、バットマンでもある」
に繋がると思うんですが。
なぜこの二つのシーンをカットしたのかとシュマッカーに問い詰めたくなります。
これさえしっかり組み込まれていたらずっと良くなっていたのに。
ほかにもいくつかカットされたシーンはありますがそこでもブルースの狂気っぷりが垣間見えたりしており
しっかり影のあるヒーローになっているのがわかります。


&ロビンに関してはさすがにどうしようもありませんが
あの作品の一番の失敗はいままでと同じ路線で宣伝してまったことなんだと思います。
それこそあえて今回はアダムウェストのドラマ版ティストを加えてみましたとか堂々と宣伝してたら
まだよかったかも知れません・・・・。やっぱ駄目か。
ただあれを入替制というものが無かった時代、公開日に今は無き札幌の狸小路にある某劇場で
おかん巻き込んで二回連続で見た僕は大したものだったんではないかと今更ながらに感じます。
けどあれが好きだって言う人は決して否定しませんし
むしろあの作品の魅力を教えていただけるのなら喜んで僕は話を聞いてみたいと思っています。
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